国内大手旅行会社を招待して冬場の新たな旅行商品の創出と掘り起こしを行うJALグループの八重山視察研修団(10社)が14日、2泊3日の日程で来島した。研修には各旅行会社のツアー商品の企画担当者が参加。市内の主要観光施設を巡った後、同日夜、市内のホテルで地元観光業界との情報交換会を行い、八重山観光の魅力について意見を交わした。15日は西表島や船浮で自然体験ツアーを中心に視察する。
同グループは、夏場のトップシーズンと比べて観光客数が伸びない冬場に新しい体験型ツアー商品を創出し、県外からの送客の増加をねらっている。
研修に参加したJTB国内旅行第二課の後藤弥砂さんは「離島商品は通年通して人気は高いが、冬場の悪天候が課題。代替案にもなる体験ツアーの創出を考えている。西表の自然遺産登録は付加価値が高いので期待している」と話した。
日本トランスオーシャン航空の小堀健一販売推進部長は「新たな旅行商品を創出し、昨年の観光入域客数の次に向けた数字をつくりたい」と下期に向けた観光客の送客増に期待した。