13日午前0時40分ごろ、石垣市内の上空で目撃された燃える飛翔体は国立石垣島天文台(宮地竹史所長)のスカイモニターカメラ(星空監視用カメラ)に撮影されていた。カメラには細長い飛翔体が燃えながら、西から南南西の方向へ移動する様子が約25秒間捉えられていた。
一方、隕石が大気圏に突入後、割れて強い光を放ちながら飛行する「火球」(かきゅう)が石垣島など全国各地で目撃されているが、宮地所長は「今回の飛翔体は特徴から火球のような天体現象ではない」としつつ、「ゆっくりとした速さで低い高度を飛んでいることから、誰かが打ち上げた人工物ではないか」とみている。
この飛翔体は13日同時刻ごろ、市内に住む男性3人から石垣海上保安部や警察に目撃情報として寄せられていた。