小中高校生を対象にしたサッカーのクラブチームFCISHIGAKI(尹泳斗監督)は9日午前、東京都のクラブチームジェファFC代表の李済華(リ・ジェファ)國學院久我山高校サッカー部監督を招き、真栄里公園で指導を受けた。李監督は小学生約50人を指導し、「石垣島にはセンスの高い子が多い」と高い評価を示した。
両クラブが昨年11月に提携を結んで以降、李代表が指導するのは初めて。FCISHIGAKIでは今後、李監督を含むスタッフを東京から招いて指導を受けるほか、所属選手やコーチ陣の相互派遣・交流を通じて技術の向上を図る方針。
李代表は、ドリブルやパスに必要なボールタッチや足首を柔軟に使って相手をかわす方法、ボールを奪われないための体の使い方などを身ぶり手ぶりを交えてアドバイス。
練習の合間に行うミーティングで、李代表は「試合で失敗したら練習して乗り越える、その繰り返しが重要。何度も行うことで技術がついてくる」と話し、失敗を乗り越えようとする気持ちの重要性を訴えた。
FCISHIGAKIの田神一コーチは「練習と試合を繰り返すことを意識し、良いところは褒めて伸ばしたい。自分の技術を伸ばす場所としてFCを活用してほしい」と話した。
李代表は「東京のクラブでも遜色なくやっていける子どもが多くいたので驚いている。子どもたちを伸ばせる指導や環境づくりが大切。お手伝いをしていきたい」と抱負を述べた。