2016年産1期米の検査が1日午前、JAおきなわ八重山地区ライスセンターで始まり、最初の対象となった石垣島産と西表島産の「ひとめぼれ」計4.53㌧が「1等米」に格付けされた。
農作物検査法に基づく米穀検査で、同JA地区営農振興センター職員で農産物検査員の山根聡さんら3人が、この日対象になった石垣島産2.28㌧と西表島産2.25㌧のサンプルについて米粒の整い具合や水の含有量などを調べた。検査は7月中旬ごろまで続く。
山根さんによると、ことしの1期米は2月植えが日照不足と低温の影響で10日ほど収穫が遅れたものの、3月植えは好天が続き、生育も良かったという。収穫量は、石垣島750㌧(収穫面積280㌶)、西表島180㌧(同50㌶)を目標にしている。
山根さんは「実の太りがよく充実している。食味もよくなるかも」と話していた。
1期米は、3日からJAおきなわファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で先行販売される。