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2年連続で60億円を突破 前年上回り過去4番目

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 沖縄振興開発金融公庫八重山支店(山城興司支店長)の2015年度の融資実績が前年度を1億8900万円(3.1㌫増)上回り、過去4番目の63億4900万円となり、2年連続で60億円を突破した。融資件数は前年度比25件(4.1㌫)減少の581件にとどまったが、好調な入域観光客の影響で中小企業向け「中小企業資金」の大口融資の増加が融資額を引き上げた。山城支店長は「2年連続の60億円台は高水準。郡内企業は安定成長に変化している」とみている。

 同支店の融資実績は新空港開港後、好調な観光産業を背景に右肩上がりを続け、新空港開港前の12年(33億円)に対し約2倍に増加した。

 融資の構成比は設備資金が40億4200万円(前年比1億2400万年減)で全体の63.7㌫を占め、運転資金は23億700万円(同3億1300万円増)の36.3㌫と、引き続き郡内企業の設備投資マインドの意欲の高さを示した。

 資金種別では、6次産業化に向けた取り組みや子牛のセリ価格上昇などで農林漁業資金が25件、5億2500万円と、前年度から12件、2億5300万円もの大幅増となった。

 業種別では、飲食店・宿泊業が94件(同25件増)、21億2500万円(同12億2000万円増)、卸・小売業は51件(同2件増)、12億2600万円(同3億7500万円増)、製造業は32件(同8件増)、7億100万円(同4億8800万円増)となった。

 設備投資の動きが活発な郡内経済に対して山城支店長は「設備投資意欲は各業種まで浸透している。今後はタイムリーな投資が必要」としながら、「石垣や離島の宿泊施設を整備して、国際線ターミナルの増改築による海外需要を取り込む対策は必要」と指摘した。


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