石垣市老人クラブ連合会(大島正嗣会長)の第32回ゴーヤ品評会が20日午前、石垣市老人福祉センターで開かれ、会員32人が出品したゴーヤを審査した結果、内原繁さん(85)のゴーヤが2年連続で最優秀賞(市長賞)に選ばれた。
同品評会はゴーヤ栽培を通して会員の生きがいと健康づくりを図ろうと1985年から毎年、5月8日の「ゴーヤーの日」に開かれている。ことしは母の日と重なったため、日程をこの日にずらした。
品評会には会員が露地で育てた「中青長」や「夏盛り」など32品を出品。県八重山農林水産振興センター農業改良普及課と市農政経済課の職員5人が▽大きさ▽重量▽光沢▽品質▽病害の有無−などを審査。
審査委員長を務めた同普及課の河野伸二課長は「年明けから長雨や低温が続くなど厳しい状況だったが、病害虫の被害もなく形も良い。例年以上のものがそろっている」と講評した。
最優秀賞の内原さんは所用のため、品評会を欠席。
初めて1等に選ばれた新城惟弘さん(76)は「これまで2等や3等はあったが、1等に選ばれてうれしい。次は最優秀賞を目指してゴーヤづくりに励みたい」と喜んだ。
入賞者は次の通り。
▽最優秀賞=内原繁(白保老人クラブ)▽1等=新城惟弘(新栄町老悠会)▽2等=大島悦(大浜老人クラブ)▽3等=新城寛信(平得老人クラブ)▽特別賞=盛山信八(宮良老人クラブ)▽努力賞=東盛貞晴(大浜老人クラブ)