住友生命保険相互会社の職員らが参加するボランティアツアー「石垣島サンゴ礁守り隊」の参加者35人が14日午後、白保地区の高台にあるサトウキビ畑で、海の環境保全につながるグリーンベルトとして糸芭蕉の苗を植え付けた。
糸芭蕉の苗は、白保の環境保全に取り組んでいる「NPO法人夏花(なつぱな)」が用意。この日はスタッフ5人が参加しサポートした。
同社では2008年からサンゴ礁保全プロジェクトを展開。世界自然保護基金(WWF)サンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」も支援している。
一行は1泊2日の日程で来島。同センターのプロジェクトの紹介を受け、白保集落の散策なども行った。
毎年同ツアーに参加している高橋里美さん(38)=東京都=は、「前に植えた月桃がどう成長しているか毎年楽しみ。去年は台風被害があったが、今回の糸芭蕉は順調に大きく育ってほしい」、正木春美さん(30)=同=は「沖縄(八重山)が好きなので地域の環境保全に役立てることができるのはうれしい」と話した。