「ゴーヤーの日」の5月8日、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場(本若展充店長)で、地元産ゴーヤのPRを目的としたゴーヤフェアが開催された。ゴーヤの格安販売、苗の無料配布、創作料理の試食に長い列ができるなどにぎわいをみせた。
JAおきなわ八重山地区営農振興センターゴーヤー生産部会(東内原辰雄部会長)が約1200本のゴーヤを58円で販売したほか、八重山農林高校農業クラブ(嶺井千裕会長)が2鉢入りの苗300袋、八重山調理師会(川平展史会長)の会員が創作料理9品900食をそれぞれ無償で提供した。
ゴーヤを使った料理は、けんちん射込み蒸し、プリン、白身魚のパイ包み、豆乳甘酒、ケーキなど工夫を凝らしたものばかり。訪れた人たちは一つ一つ味見をしながらレシピを聞いたりした。
祖母の大浜京子さん(63)=新川真喜良=と訪れた大浜咲蘭(さら)さん(真喜良小6年)は「ゴーヤは苦くてあまり食べられなかったが、いろんな料理にアレンジされていておいしかった」と笑顔をみせ、京子さんも「初めて参加したが、とってもよかった。苗は庭に植える」と大喜び。
愛知県一宮市から観光で来島中の加藤千恵子さん(47)は「今日帰るのでパインを買いに来たが、ゴーヤも買いました。ラッキーだった。地元産のゴーヤは新鮮だから本土で食べるのとは違い、苦みがやわらいでいておいしかった。来年もまたこの日に合わせて来ようかな」、母親のキクエさん(74)は「パイ包みや豆乳甘酒がとてもおいしかった。こんな幸せなことはない」と満足した様子だった。