22日開催の基地配備に伴う沖縄防衛局の住民説明会では、具体的な計画を基に自衛隊の駐屯による長所や短所、安心や不安などを丁寧に説明回答してくれるものと期待したが納得いかなかった▼配備場所や構築物の規模などは市や地主の同意を取り付けてからでないと具体化しないので、そのときにならないと話せないとの由。説明は主に隊員が無私の心で国民や近隣の住民のために奉仕しているかを災害救助の事例で事細かくPRに終始▼配られた資料も周辺国の軍備増強には対処が必要、配備される自衛隊はミサイル防衛で兵員は500~600人とすでに住民が得ている話以上のものではなかった▼防衛省の考えでは南西諸島は国防の空白地帯にあるらしく空白は埋めておくべきだという。基地の配備は戦争回避の抑止力だともいう。あれっ、沖縄諸島は、これまで駐留する米軍の核の傘が抑止力ではなかったの。通常、ミサイルよりは核の方がずっと相手に恐怖感を与えるのは誰でも知っている▼それに抑止力は同等または、それ以上のパワーを披歴する勝負。その証拠に北朝鮮は、原爆の上をいく水爆所有を宣言して世界の軍備大国を慌てさせている▼戦後70年戦争を放棄して外国から尊敬されてきた日本がこんな際限ない抑止力競争に参加してどうする。(仲間清隆)
↧