▽…熊本地震の影響で与那国町ではお得意先へのカジキの出荷がストップしている。出荷先は、安定した価格で取引してくれるため、なくてはならない存在。カジキはピークを過ぎる4月以降は値段も落ちてくることから、他の市場で買いたたかれると目も当てられない。町漁協の嵩西茂則組合長は「早く正常化したい」と早期再開を望むばかり。
▽…B型肝炎訴訟に関する無料相談会で講演した外間奈代子さんは小学1年のとき、大宜味村から星野に入植した。同郷の男性と結婚し、24歳のときに夫の仕事の都合で那覇に引っ越した。その後も病気に悩まされ続けた。手遅れと言われた肝がんを、幸い手術で克服した。ただ、ウイルス量をコントロールする薬は今も欠かせず、B型肝炎との闘いは続いている。
▽…船浮音祭りはことしも大勢の人たちが楽しんだが、その一方で、多くの人が帰路に利用した上原発石垣行きの船便が少ないと不満の声も。上原発は、午後2時30分に出ると、次は2時間以上後の同4時40分。祭りを終えて午後3時には上原に着いた人たちも待ちぼうけ状態。眠ってしまった子どもを抱っこしたまま船の列に並んだ母親は「イベントの日ぐらいは臨時便を出してほしい」と疲れた表情。