一般社団法人Mプロジェクト(新川義弘理事長)の複合型商業施設「石垣島ヴィレッジ」が19日、石垣市美崎町の金城商店跡地にオープンする。同施設の立地場所は、美崎町再開発基本構想の商業ゾーン内で「交流の軸」として位置づけられている。同プロジェクト理事で、北海道や本島で屋台村事業による街づくりを手掛ける国分裕正氏は「美崎町に地元や観光客が昼夜問わず、滞留できる施設が今後の街づくりの起爆剤になる」と展望した。
同施設は市有地約394平方㍍を借地。建物は鉄筋コンクリート造り3階建て。テラスを含む延べ床面積は940平方㍍。テナントは居酒屋やバー、創作料理やカフェなど19店舗が入居し、美崎町では最大級の複合型商業施設となる。
18日午後に同施設内でオープニングイベントが行われる。
市役所庁舎移転を含めた美崎町再開発の動きについて国分氏は「市役所跡地には集客効果のある施設を建設することで町内とリンクした波及効果を生み出すことが望まれる」と指摘。「中心市街地のグランドデザインを描き、観光地としての美崎町をつくり上げることが重要」と述べた。
施設の管理・運営を行う㈱海南ファミリー&パートナーズの尹泳斗(ユン・ヨンドゥ)代表取締役は「地元や国内外観光客が地域の歴史や文化などを育む場所として施設を利用してほしい。コミュニティーの場として美崎町を盛り上げたい」と話した。