リオ五輪に向け2月24日から、石垣島で強化合宿を行っている日本陸上競技連盟の男子短距離の練習が1日午前、報道陣に公開された。
練習にはテレビや新聞など23社約50人の報道陣が詰めかけ、リオ五輪で出場が決まっている4×100㍍リレーの選手らに注目が集まった。
この日は市中央運動公園陸上競技場でバトンパスの練習が行われ、選手たちは三つのグループに分かれて4×50㍍リレーでバトンワークを確認。終わると、映像や画像でチェックする光景も見られた。
東洋大学の合宿で2月15日から石垣島で練習している桐生祥秀選手は「体の状態はいい感じ。石垣島に来て、天気が悪く思うような練習ができなかった。世界室内選手権(17日~アメリカ)でいい結果を出して五輪につなげたい」と話した。
高瀬慧選手は「この3日間、バトン練習を多めに取り組んだ。各選手の癖が把握できたり、意思疎通が図れた。チームとしてかなりいい練習ができていると思う」と述べた。
石垣島の印象について「天気は悪かったが、練習環境はすごくいい。ホテルの対応もよくて、練習にしっかり打ち込める。食べ物もおいしくて毎日、八重山そばを食べてます」と笑顔をみせた。
日本男子4×100㍍リレーは2015年5月の世界リレー大会で3位に入り、リオ五輪の出場を決めている。当時の出場メンバーは大瀬戸一馬、藤光謙司、桐生祥秀、谷口耕太郎。同合宿は4日まで行われる。