石垣市は旧正月(旧暦1月1日)の1月31日午後1時から、市民会館大ホールで「2014年生年祝頌状および記念品贈呈式」を催し、出席した97歳カジマヤーを迎えた8人と85歳の生年者130人の計138人に頌状と記念品を手渡し、長年、市の発展に尽くした高齢者に感謝した。式に先立ち漢那政弘副市長らが施設3カ所と長寿者の自宅17件を訪問し頌状と記念品を贈った。この日は、各公民館や老人福祉施設でも生年祝いが開かれ、お年寄りの長寿を祝った。
市では今年、108歳の茶寿が1人、97歳が39人、85歳が260人の計300人が生年を迎え、贈呈式では体調不良で欠席した中山義隆市長に代わり、漢那副市長が出席した生年者一人一人に頌状と記念品を手渡し、カジマヤーの全員からあやかりの杯を受けた。
祝辞で漢那副市長は「激動の時代を乗り越え、市の発展に貢献してきた皆さんのおかげで、昨年は南ぬ島石垣空港が開港し、観光や経済振興に大きな期待が寄せられている。これも皆さんの郷土愛とたゆまぬ努力のたまもの」と述べた。
このあと祝宴では、八重山民俗舞踊保存会2団体による「あやかり節」など舞踊が披露されたほか、13年度市とぅばらーま大会最優秀賞の岡山創さんが「とぅばらーま」を歌い会場を和ませた。
カジマヤーを迎えた宮良信篤さん(大川)は「とてもありがたい。これからも書道や踊りなど大好きなことを続けたい」とうれしそうな表情。能瀬シズさん(大浜)は「これまで達者に過ごすことができ、こんなに盛大に祝ってもらってうれしい」と笑顔をみせた。