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北西部地域初の救難所設置 「マリンショップ宝島」

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琉球水難救済会の浅野貞雄常務理事から救難所の看板を受け取るマリンショップ宝島の黒島伸幸代表(左)=17日午前、マリンショップ宝島

 公益社団法人琉球水難救済会(比嘉榮仁会長)は17日午前、水難事故や船舶海難などに対して民間ボランティアが救助活動を行う「救難所」を石垣市野底の「マリンショップ宝島」(黒島伸幸代表)に設置した。救難所の設置は市内で4カ所目で、北西部地域では初めて。

 救難所が設置されると、船舶やマリンレジャーの事故発生した場合、現場に近い救難所員が仕事を中断して救難活動を行う。今回の設置により、県内の救難所は79カ所、郡内では7カ所となった。

 黒島代表(44)は「北部地域でこれまでに発生した水難事故で救難所の必要性を感じていた。関係機関との訓練で救助のスキルを上げたい」と話す。

 野底地区行政連絡員の兼元光誠さん(61)は「観光客の増加で北西部地域での海水浴客が増えた。地域も救難所と連携して活動したい」としている。

 開所式は17日午前、同所で行われ、市や八重山警察署、市消防本部、石垣海上保安部の職員合わせて約10人が参加。同救済会の浅野貞雄常務理事が黒島代表に指定書と委嘱状、救難所の看板を手渡した。浅野常務理事は「事案発生時は、初動態勢が重要。人命と財産の救助を第一に対応してほしい」と激励した。


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