八島小学校(吉濱剛校長、児童272人)の友利良子養護教諭(55)がこのほど、文部科学大臣優秀教員表彰を受けた。
同表彰は学習指導などの教育実践で特に顕著な成果を挙げた教員に贈られる。
友利養護教諭は家庭や地域と連携した保健学習や、命の大切さについて考える授業を行っているほか、2007年度から八島ピアっ子の取り組みで「島野菜人形劇」を考案するなど食育の大切さを校内外に発信するなど幅広く活動。
また、特定非営利活動法人(NPO法人)「Love Peer Priceやいま」の理事として設立当初からかかわり、思春期保健相談士として子どもたちのサポートも行っている。
友利養護教諭は1月30日、石垣市教育委員会と八重山教育事務所で受賞を報告し、「やるべきことをやろうとの思いでここまできた。これからも保健室に来る子どもたちの声をしっかり聞きながら取り組みを続けていきたい」と意欲を語った。
同校の吉濱校長は「子どもや保護者など一人一人に寄り添った保健室を目指し、健康教育を推進してきたことが高く評価されたと思う」とたたえた。