北朝鮮ミサイル迎撃態勢
北朝鮮の弾道ミサイル発射実験に備え、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が6日午後4時すぎ、石垣港に到着、PAC3の発射機2台とレーダーなどを搭載した車両数十台が市役所通りを通って南ぬ浜町(新港地区)に移動した。
発射機2台は2012年の前回同様、南ぬ浜町南側の突端付近に配備され、周囲にフェンスなどを設置する隊員の姿が確認された。
配備部隊の詳細について防衛省は明らかにしていないが、中山義隆石垣市長は「前回と同様程度と聞いている」と述べており、数百人規模とみられる。
石垣市は同日午前、危機管理対策本部(本部長・中山義隆石垣市長)を開き、発射通告期間も通常通りの業務を行う一方、午前7時半の発射時刻前から職員を配置することを確認した。市は同日から市役所3階に自衛隊の詰め所を設置、連携を密にしている。
中山市長は「市民には常日頃の生活を送ってもらい、全国瞬時警報システム(Jアラート)が鳴った場合はコンクリートの建物に避難するなどの対応をとってもらいたい」と記者団を通して呼びかけた。
市はホームページで市民向けの安全対策情報を提供している。