昨年12月に旧石垣空港跡地で見つかった不発弾(米国製50㌔爆弾)の信管取り外しと信管爆破処理が2日夜、現地で行われ、午後10時36分、作業を無事完了した。
不発弾は県道石垣空港線(アクセス道路)の整備に伴い発見されたもので、不発弾周辺に直径3㍍、深さ6㍍の処理壕を設置して作業を行った。
避難は処理現場から半径166㍍以内。避難対象世帯はなかった。市消防本部は避難範囲に入っているため、午後8時40分から消防車両約13台を一時的に市中央運動公園第二多目的広場北側に移動。消防への通信機能を維持するため、2人は庁舎内に残った。
作業は同日午後8時55分に始まり、陸上自衛隊第101不発弾処理隊が9時37分に不発弾の前後についている2個の信管取り外しを終了。午後10時24分には信管の爆破処理を終えた。
旧空港跡地は1943年に旧海軍飛行場として建設され、戦時中に爆撃を受けており、2014年1月と3月にも不発弾(250㌔爆弾と50㌔爆弾)が相次いで見つかっている。