千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプが1日、市中央運動公園野球場を主会場にスタートした。20日まで。昨シーズン3位でクライマックスシリーズにも出場したロッテは惜しくも優勝は逃しており、伊東勤監督は「ことしこそは日本一を奪還して(優勝した6年前に行った)水牛パレードを実現させたい」と意気込みを述べた。キャンプ初日は雨に見舞われたものの、投手陣は早速ブルペン入りし、昨年自己最多の8勝を挙げた大嶺祐太投手は38球を投げ込んだ。
ロッテの石垣島キャンプは9年目。13、14日には台湾のプロ野球チーム、ラミゴ・モンキーズを迎えて交流戦を行う。
キャンプは屋内練習場を使って1・2軍合同でランニング、ストレッチでウオーミングアップした後、投手と野手に分かれてトレーニング。野手は打撃練習と守備練習で汗を流した。大嶺翔太選手や伊志嶺翔大選手は初日から居残りで打撃投手やマシンを相手に打撃練習を繰り返した。
キャンプ初日は雨のち曇りの天候で、気温は20度と平年並み。会場には約600人の市民やファンが訪れた。
キャンプインセレモニーでは、千葉ロッテマリーンズ石垣島協力会会長の中山義隆市長が「暖かい石垣島で体を鍛え、来年の春にはチャンピオンフラッグを掲げて戻ってきてほしい」と激励。伊東勤監督は「2月のキャンプでは、他球団と試合する前に選手同士でポジションを争わなければならない。皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と話した。