第19回全国高校生中国語スピーチコンテスト(京都外国語大学主催)が今月12日、京都外国語大学(京都市)で開かれ、八重山商工高校商業科観光コースの出地佑希君(1年)が初級部門で4位に当たる日本国際貿易促進協会京都総局賞を受賞した。同校による同部の受賞は初めて。
同コンテストは中国語の課題文を発表し、発音や流ちょうさ、表現力などを競うもので、初級部門に17人、中級部門に12人が出場した。
出地君は中国童話の「猿がわらの帽子をかぶる」を発表。発音力や豊かな表情のつくりなどが評価された。
出地君は「毎日、発音と表情練習を動画で撮影して研究した。本番では緊張して文章を忘れたが、受賞できてよかった。石垣島には通訳者が不足しているので自分が解消できる人材になりたい」と意気込んだ。
中級部門に出場した同科の髙屋由梨奈さん(2年)は入賞に届かず、「練習の成果は出せたが、表現の方法に悔いが残った。来年も全国の舞台に立ちたい」と振り返った。