岩手県北上市・石垣市友好都市提携記念「かけはし交流祝賀会」(石垣市、石垣岩手かけはし交流協会共催)が25日夜、南の美ら花ホテルミヤヒラで開かれた。会場には石垣島マラソン大会に参加した岩手勢や石垣市から北上マラソン大会に参加した選手など200人以上の関係者が来場。民間交流を中心に20年間の交流が続き、友好都市として両市が提携したことを和やかに祝った。
祝賀会では石垣市職員による「赤馬節」で座開きを行った後、中山義隆石垣市長が「20年前の種もみが大きく稔り、友好都市提携を迎えることができた。かけはし交流を続けてきた皆さんのご苦労に感謝している」と礼を述べた。
北上市の髙橋敏彦市長は「マラソン大会では北上市から参加した選手も気持ちよく走ることができた。10㌔に参加させてもらったが、沿道の応援が大変ありがたく、石垣市のおもてなしの心をしっかりと学んで北上市のまちづくりに生かしていきたい」と大会の感想を話した。
北上商工会議所の中村好雄会頭のあいさつの後、石垣市観光交流協会の宮平康弘会長の音頭で乾杯し、200人を超える来場者らは請福酒造がこの日のために製造したブレンド泡盛「かけはし」で杯を酌み交わした。
続いて、八重山高校郷土芸能部による「まみどーま」や北上市の国指定重要無形民俗文化財「岩崎鬼剣舞(いわさきおにけんばい)」が披露され、来場者らは和やかな雰囲気で親睦を深めた。