2月23日告示、3月2日投開票の石垣市長選で返り咲きを目指す、前市長で国頭村立東部へき地診療所長、大浜長照氏(66)の後援会(入嵩西整、江川三津恵、宮国恵慈共同代表)は12日夕、国道バイパス沿いで事務所開きを行った。入嵩西共同代表が「市民の手に市政を取り戻そう」と呼びかけ、仕事の都合で出席できなかった大浜氏は電話で「市民の声を反映させる石垣市にしていきたい」と決意を語った。
事務所開きは隣接の駐車場で行われ、大勢の支持者が集まった。弁士のあいさつに「よし」と声を上げ、「市民党」の立場で活動していくことを確認した。
入嵩西代表は「今回は政党抜き、イデオロギー抜きの市民党の一員として戦う決意をした。行政は常に透明性を確保しなければならないが、中山市政は不透明だ。うそつきの政治家がいたら、石垣市は発展しない」と強調した。
江川、宮国両氏は「大浜さんは平和と民主主義の砦(とりで)。命と健康も守ってくれる」と手腕に期待、笑顔かがやく石垣市民の会会長の高嶺善伸県議も「長照さんなくして新空港の着工はなかった。新空港時代にもう一度先頭に立ってもらおう。県立病院の建て替えでも県と連携してつくれるのは長照さんしかいない」と訴えた。
大浜氏は「年末に帰省したとき、皆さんの真剣なまなざしと激励で出馬を決断した」として新空港を活用したまちづくり、超高齢化対策、防災対策などに意欲を示した。「この4年間は羅針盤を失った船のように漂流した。私は古い人間だが、16年間の経験で何が問題か理解している。混迷する石垣市を立て直すため、皆さんと共に力を結集したい」と語った。
最後は、平地ますみ事務局次長の音頭で「頑張ろう」を5回繰り返した。