八重山保健所は8日午後、八重山合同庁舎で保育所の給食担当者を対象にした研修会を開き、参加者47人が衛生管理や感染症対策などについて学んだ。
同保健所生活環境班食品衛生監視員の名護マリ子さんはサルモネラ菌やカンピロバクター、ノロウイルスなど食中毒の原因となる細菌やウイルスについて説明。予防の3原則として細菌を①つけない②増やさない③殺す−を挙げ、効果的な消毒剤の使用について「水分が残っている所はアルコールの消毒効果が低い。手や指はせっけんできれいに洗ってペーパータオルで水分をしっかり拭き取ることが大事」などとアドバイスした。
さらに、1度で大量に調理を行う施設の衛生管理について「作業の組織化、分業化を進めるためにも管理や指導を行う責任者を決めてほしい」と呼びかけた。