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14年度は1億636万円の黒字 累積赤字が大幅縮小

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任期満了に伴う役員改選で、候補者の賛否を投票する八重山漁協組合員ら=26日午後、石垣市民会館中ホール

 八重山漁業協同組合(上原亀一組合長、正組合員234人)は26日、市民会館中ホールで2015年度通常総会を開き、14年度の業務報告や15年度事業計画などを賛成多数で承認した。2014年度は1億636万円の黒字を計上、累積赤字を1億2719万円から2082万円に縮小した。任期満了に伴う役員改選では上原氏を含む理事12人、監事3人を投票で選出、総会後の理事会で上原氏(53)を非常勤の代表理事組合長、伊良部幸吉氏(46)を代表理事専務に互選した。

 14年度は、もずく養殖漁業の豊漁など市場販売事業が好調で1億2477万円の事業利益を上げ、事業管理費を差し引いた利益が2986万円と2年ぶりの黒字となった。これに新港地区整備工事に伴う漁業補償金約5000万円などの事業外収益が加わり、1億円台の当期余剰金を確保した。

 総会後の理事会では、常勤の県漁連会長に就任している上原氏を非常勤とし、組合長と同様に代表権を持つ代表専務理事を置いた。これに伴い、会計主任の新城和彦氏(42)を参事に昇格させた。

 理事会後、伊良部氏は「事業計画の重点事項を一生懸命遂行し、組合員のために頑張りたい」と抱負、上原氏は「代表理事専務には組合のリーダーとして頑張ってもらいたい。組合長としても支える」と述べた。

 総会ではこのほか石垣市の大型定置網事業に伴い、定款に同事業を追加。市は本年度に大型定置網事業を実施できるかどうか、理事会と調整して判断する。

 理事と監事は次の各氏。

 ▽理事=富川泰次、當間良美、玉城勇三、西里晃、金城一雄、金城和伸、仲田森浩、仲田吉一、石垣長治、大城英佑▽監事=高橋拓也、砂川政信、仲野英則。


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