八重山古典音楽安室流協和会(平田清会長)はこのほど、同会の名誉師範で2012年3月に亡くなった故・宮良長定氏(享年86歳)の名前をバンナ公園南口の八重山戦争マラリア犠牲者慰霊之碑付近にある八重山古典音楽顕彰碑に刻印し、21日午前、現地でお披露目式を行った。
宮良氏は安室流協和会の第5代会長を務め、工工四に唄の音位を挿入する取り組みや後輩の指導強化などを行ってきた。
平田会長は「協和会の礎を築いてきた宮良先生の功績は大きい。顕彰碑に刻印することで後世に残し、八重山古典音楽の発展につなげていきたい」とあいさつした後、会員が「赤馬節」と「鷲ぬ鳥節」「鶴亀節」を演奏し、宮良氏の功績をたたえる刻印を祝った。