石垣市は3日、市役所庁舎と川平公民館をインターネット回線でつないだ行政相談会を試験的に実施した。遠隔相談システムを活用した初の取り組み。利用者に好評だったことから、市では試験運用を今後も続けていくという。
市企画財政課によると、利用した川平地区の住民からは「市街地まで相談に行くとなると1日がかり。このようなシステムを地域で使わせてもらえれば気軽に相談できる」と感想があったという。
市役所市民相談室で相談を受けた相談員の金城文雄氏は「互いに表情を見ながら相手のリズムに合わせて話を聞けた。問題なく相談に乗ることができた。資料や地図などもカメラを通して確認できるので便利だ。今後も継続したい」と述べた。
市企画政策課の南風野哲彦課長は「機材を扱うため公民館側に職員を配置する必要がある。利用者の感触も良く、様子を見ながら引き続き実施していきたい」と話している。