石垣市は富野小中学校(宮良信浩校長)の児童たちの描いた不法投棄防止ポスターを基にした看板56枚を製作した。環境月間の6月1日から市内各所に設置することにしている。市は同校の全児童8人を対象に「ごみ」をテーマとした環境学習を1月に行い、児童たちは不法投棄の現場視察や石垣市のごみについて学習した。ポスターはその一環で描いたもの。
環境課生活環境係の富浜公雄係長は「今後の石垣市の不法投棄対策に活用したい。不法投棄の現場や市民から要望のあった場所へ設置したい」と述べた。
同校正門前では28日午後、看板製作報告会が行われ、児童を代表して比嘉海七斗(みなと)君(小2)が「ぼくたちの絵が選ばれてびっくりした。みんなで、ごみの捨て方を考えて、森も動物もうれしくさせたいです」と述べた。
宮良校長は「この機会に環境問題について考えてもらいたい。子どもたちの描いた絵にあるように、石垣市から地球へ、ごみのない世界が広がるといい」と期待した。
同課では、今後も各小中学校と連携して環境学習の拡充を図りたい考え。