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Channel: 八重山毎日新聞社
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発着時刻案内モニターが停止 石垣港離島ターミナル

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停止している各船会社の運航と発着案内を示す大型モニター=23日午前、石垣港離島ターミナルロビー

 石垣島と各離島を結ぶ海の玄関口、石垣港離島ターミナルでは各船会社の運航や発着時刻の案内を示す大型モニター6台が約2カ月前から停止しており、石垣市港湾課は「経年劣化でシステムが故障し、復旧は不可能。モニターを撤去する方針で再設置は未定」と話している。ターミナルに入居する事業所からは「すぐに運航状況が分かる表示がないと不便。英語表記もあるので外国人観光客には必要」として、夏場観光のピークを迎える前に改善を求める声が上がっている。

 ターミナルは2007年1月に供用開始。大型モニターでは各離島間を運航する船会社3社の情報を表示していた。

 同ターミナルの管理委託業務を行っている石垣市経済振興公社(代表取締役社長・我喜屋隆石垣市商工会長)は「システムサーバーの故障が何度か発生。修理を繰り返したが完全に停止した」と説明している。

 各船会社は乗船客にチケットを販売するときなどに口頭で運航時刻や乗り場を案内しているが「モニター案内表示が、窓口業務の簡素化にもつながっている」としている。

 八重山観光フェリー営業課の呉沛如(ウ・ペイジュ)さん(29)は「外国人観光客にも英語表記で対応していた。来島者が増えるなかで案内モニターがないのは不便。(停止に)地元や観光客から指摘される」と話す。

 平田観光で予約・手配を担当する金子有李さん(27)は「耳が不自由な聴覚障がい者には不便。利用者が快適に利用できる施設が望ましい」と指摘する。

 安栄観光の男性(33)は「各社の館内放送が聞こえづらい。アナウンスの環境整備を充実させてほしい」と要望する。

 同公社の真栄田義世代表取締役専務は「この施設のサービスがどこまで求められているのか、行政や事業所を含めて検証したい。安心・安全・快適な施設として、予算や経費と見合った整備が必要」としている。


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