24日午後1時40分ごろ、西表島西部の大見謝川上流で観光客の50代男性が高さ約15㍍滝から転落し、死亡した。男性は観光ガイドが案内中で、八重山署では事件・事故の両面から転落の経緯や死因などを調べている。
同署によると、男性は友人ら3人で同日午後から観光ガイドの案内で上流に向かっていた。大見謝ロードパークから約300㍍ほど上流に行ったところで、ガイドの30代女性は雨による増水を懸念し、上流の水位を確認する必要があることから、男性らに川に入らずに待つよう伝えたが、男性はガイドが目を離している間に川に入っていた。ガイドは川から上がるよう指示したが、男性は上がりきれずに流され、下流の滝から転落した。
男性は深さ約2.5~3㍍の滝つぼであおむけの状態で浮いているところをガイドに発見された。心肺蘇生を試みたが、通報で駆けつけた西表西部診療所の医師が同日午後4時50分ごろ、死亡を確認した。
石垣島地方気象台によると、西表島は23日午後6時までの24時間雨量で57.0㍉を記録。男性が転落した午後1~2時の1時間雨量は0.5ミリだった。