竹富町観光協会(上亀直之会長)は本年度、離島での長期滞在型観光商品の新たな目玉として竹富島の文化や歴史、自然を楽しむ体験型商品「竹富島島学校」の販売を開始することになり、22日午後、大浜信泉記念館で開いた通常総会で発表した。同協会は「地域住民と団体、行政の連携で観光客の受け入れ態勢を強化したい」として、個人客にスポットを当てた観光商品の構築を目指す。
「竹富島島学校」は2012年に販売を開始した西表島島学校に続く商品。集落散策や踊り、わらべ歌、集落内で行われる朝の清掃や染め物・民具作り、ナイトツアーなどで構成する3コース。2泊3日の日程で民宿に泊まる。対象は中学生以上。価格は石垣港発着で1人3万8560円。
役員改選で会長に再任された上亀会長は「離島観光は団体から個人客へとシフトしている。島の特性を生かした独自商品で宿泊型観光へ移行させたい」と意気込む。
総会では、一括交付金事業を活用した広報宣伝事業や会員拡大、「ピカリャ~」グッズの販路拡大、行政とタイアップした観光関連事業の展開も確認した。