大手家電量販店㈱エディオン(本社・大阪市)とフランチャイズ契約を結び、県内で9店舗を展開する㈱サンエー(本社宜野湾市・上地哲誠代表取締役社長)は20日、旧田城家具の店舗を改修して出店準備を進めている「エディオン石垣店(仮称)」について「オープンは7月初旬になる見通し」と明らかにした。八重山毎日新聞社の取材に答えた。同店は夏場にオープンすることで、冷房商品などの電化製品を手始めに集客を狙う考えだ。
同店の県内離島出店は初めて。
同社によると、同店は敷地面積約1590平方㍍に売り場面積約1300平方㍍を備える。アイテム数は約1万点を取りそろえる方針。初年度の売り上げは8億円を見込んでいる。雇用は社員やパート、アルバイト合わせて約20人。
同社では、空路と海路で八重山を訪れる外国人観光客数が伸びていることを念頭に、開店と同時に免税制度を取り入れることも決定。国外消費者も狙って、石垣島の総合家電市場の新規開拓を図る考えだ。
同社営業担当の新城健太郎常務取締役は「オープンまでの出店計画に大きな変更はない。出店発表以来、八重山の消費者から大きな反響を受けているので期待を裏切らないようにしたい」と意欲をみせた。