▽…石垣市織物事業協同組合の展示会が2日、始まった。平良佳子理事長によると、組合員たちは天然の植物染料の調達や設計、染め、織り、仕上げまでの作業をすべて一人の手で行っている。「デザイン力も向上し、色の組み合わせ方など技術も上がっている」という。八重山上布の原料となる苧麻(ブー)を績む達人の顔写真も展示しており、「ぜひ見にきてほしい」と呼びかけている。
▽…山城ハルさんの97歳のカジマヤーを祝うパレードが小浜島で地域を挙げて行われた。大型連休ということもあり、多くの観光客も来島。「すごい盛り上がりで驚いた」「97歳とは思えないほど元気」と話しながら、パレードの様子をカメラやビデオで撮影していた。観光客にとっては八重山での貴重な旅の思い出になったかもしれない。
▽…名蔵アンパルで行われた市民参加型の魚調査。初めての取り組みは黄金週間と重なり、多くの家族連れが参加。アンパルの“住人”たちが人々を魅了した。世界自然遺産に選定された韓国の済州(チェジュ)島では自然の中をウオーキングで散策する「済州オルレツアー」が大流行し、観光客も年間1000万人に到達。自然を保護し、生物たちが主人公となっている名蔵アンパルも負けてはいない。