▽…石垣市婦人連合会の定期総会で会長を退任した金城綾子前会長。最後のあいさつで涙を流し「地域」という言葉を3度使った。6年前に石婦連の役員となり、1年目は研修部長、2年目は副会長、3年目から会長を務めた。「あっぱれ」や「喝っ」などと、市民・婦人目線の“ご意見番”として行政への評価にもあたってきた。後任には「地域のため、新会長には期待している」と涙を拭いた。
▽…戦争末期、10代半ばの女学生だった宮里テツさん。軍歌以外の流行歌を歌うと先生に怒られていたが、終戦後はその先生から「口笛を吹きましょう」などと明るい曲を教えてもらったという。6月の記念コンサートでは当時の歌が披露される。戦後の貧しい時代に先人たちがどんな歌を生きる糧にしてきたのか。興味深いところだ。
▽…石垣市立図書館が実施しているブックスタート事業で、今年から1歳6カ月児に加え、3~4カ月児にも絵本が配布されることになった。「早すぎないか」という意見もあるが、この時期に読み聞かせをすることで、赤ちゃんは優しい声で話しかけられ、愛情を注いでもらっていることを全身で感じるという。あらためて読み聞かせの大切さを確認。