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手作りの音の祭典満喫 小さな島に約600人参加

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多彩な演目でステージで盛り上がり、600人の観客が詰め掛けた第9回船浮音祭り=18日午後、船浮・かまどま広場

 【西表】西表島船浮を拠点に活動するミュージシャンの池田卓さんが企画・プロデュースする「第9回船浮音祭り」(同実行委員会主催)が、18日正午から船浮・かまどま広場で開かれた。人口47人の集落に約600人(主催者発表)の観客が詰めかけ、最高気温28・4度の夏日のもと、手作りの音の祭典を楽しんだ。池田さんは大勢の来場者と地域の人々の支えに感謝し「来年は10回目の節目を迎える。音祭りに来てくれる人がいるかぎり、続けていきたい」と話した。

 ステージでは、司会の大城隼さんが軽快なトークで会場を沸かせ、池田さんがギターの金川哲也さんと国吉亮さんとともに「lanlan」でオープニングを飾った。

 続いて「おばあちゃんの唄」や、竹富町マスコットキャラクター・ピカリャ~のテーマソング「ピカリャ~と一緒にサーゆいゆい」を熱唱。代表曲「島の人よ」を歌うと涙ぐむ観客の姿も見られた。

 ゲストの故・登川誠仁氏の弟子・仲宗根創さん(沖縄民謡)は、クリスマスソングを三線でアレンジしたり、県内各地の方言の違いを唄で披露し、観客を楽しませた。

 国内外で活動している琉球舞踊の西村綾乃さんは鮮やかな黄色の衣装で登場。琉舞を舞い観客を魅了した。東京や本島で活動しているシンガー・ソングライターのRay Yamadaさんは、パワフルな歌声でデビュー曲の「森のワルツ」や「エイサー節」など数曲を歌い上げた。

 フィナーレは、池田さんが「島の人よ」を優しく歌い上げた。

 会場では、西表島独特のイノシシそばなど飲食のバザーや、集落で採れた島らっきょう、お守りの販売、出演者のCDの物販もあり盛況。三線が当たる抽選会を楽しみながら音祭りを堪能した。

 音祭りの参加は8回目という東京都在住の50代男性は「手作りの祭りはぬくもりがあり池田さんの人柄が表れている最高のイベント」と魅力を語った。

 また、人権イメージキャラクターの「人KENまもる君」も登場し、2015年度の人権啓発活動も行った。


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