石垣市は米原キャンプ場で多目的トイレとシャワー室の整備を進めており、本格的な夏のレジャーシーズンを前に観光客や地元住民が快適に利用できる環境が整いそうだ。市観光施設・観光地再整備計画で一括交付金を活用、総工費は3300万円。工期は5月22日までで、市施設管理課は「工期前の供用開始を目指す」としている。
市民や観光客の要望を受けて整備に着手。トイレは老朽化し、身障者や乳幼児連れの利用を考慮した設備がなかったことから建て替えることになった。これまでトイレの北側に隣接していた炊事場は取り壊し、シャワー室を整備する。
多目的トイレには、乳児を座らせるベビーシートやおむつ交換などに利用できるベッド、オストメイトにも対応した設備も整備する。床面積は32・87平方㍍。
シャワーは5室。このうち1室は広めの多目的シャワー室となっている。利用は有料制。床面積は26・88平方㍍。
両施設は景観に配慮し、赤瓦ぶきで仕上げる。