太陽の周りに輪ができる「日暈(ひがさ)」と呼ばれる現象が3月31日午後、石垣島地方で確認された。この日の日暈は輪が二重にでき、石垣島地方気象台の職員は「日暈は石垣島地方でも年に何度か観測されるが、二重に見えるのは珍しい」と話した。
この日の八重山は石垣市盛山で27.1度、市内登野城で26.3度、西表島で26.9度、与那国島で25.9度の最高気温をそれぞれ観測。25度を超える夏日の下、市民や観光客が陽光と大気中の氷の粒がみせる天空の現象を仰ぎ見たり、写真に収めたりしていた。
同気象台によると、日暈は上空の高い所にある氷の粒の中を太陽の光が通る際に屈折してできる現象。