一般社団法人Mプロジェクト(新川義弘理事長)は今年10月、石垣市美崎町の金城商店跡地に飲食と物販をメーンとした複合商業施設「石垣島ヴィレッジ」をオープンする。
総事業費は約2億円。4月に着工する。21店舗が入居し、最大約200人の収容が可能。60~90人の雇用と初年度は5億円の売り上げを見込んでいる。
28日午前、沖縄県振興開発金融公庫八重山支店で会見した新川理事長は「石垣市のまちづくりの起爆剤となる施設にしたい」と語った。
石垣島ヴィレッジは、スペインなどで定番な食堂とバーが一体となった飲食店「バル」を石垣島風にアレンジした「島バル」をコンセプトとし、店内はカウンター形式。物販ではクラフトやヒーリングショップなどのサービス店舗を展開する。
同石垣島事務局では、5月に島内外の事業所を対象とした一般公募形式でテナントの入居者説明会を開催する。
同施設は市有地約394平方㍍を借地。建物は鉄筋コンクリート造り3階建て。テラスを含む延べ床面積は940平方㍍。完成すれば、美崎町で最大級の複合商業施設となる。
設計は名護市庁舎などを手掛けた建築家のまちやまあおに氏が担当。施設管理は㈱海南ファミリー&パートナーズ(尹泳斗代表取締役)が行う。
新川理事長は「飲食・サービスを通して美崎町で地元や観光客がつながり、石垣島を発信する場にしたい」、尹代表取締役は「この施設で八重山のよさを出し、一流を提供したい。第2、第3のプロジェクトにも取り組みたい」とそれぞれ語った。