生涯学び続けることができる環境を提供しようと学習科目を一般向けに公開している八重山商工高校(真栄田義功校長)定時制課程の科目履修制度閉講式が9日夜、同校で開かれ、履修生24人が単位認定証や各種検定の合格証などを受け取った。
同制度では定員に空きのある教科で受講できることになっており、本年度は4月から履修生が情報処理や簿記など7科目に登録し、授業を受けてきた。
簿記3級に合格し、10日に娘が高校受験という川満美嘉さん(38)は「仕事との両立は大変だった。次は情報処理を受ける。簿記の2級にも挑戦したい」と意欲的に語った。
3年の情報処理を担当した大濵勇気教諭は「積極的に質問し、いくつになっても貪欲に学ぶ姿勢に、定時制の生徒たちも刺激になった」と話した。