「育てよう文化の心・文化のまち」をテーマに、第20回石垣市民総合文化祭(市文化協会主催)が7日午後、2日間の日程で市民会館で開幕した。初日は開会式のセレモニーとアトラクションが行われたほか、同館中ホールと展示ホールで書道や写真、華道など12部会が作品を展示。大勢の市民が会場を訪れ、会員らの力作を鑑賞した。展示の部は8日午後4時まで、同日午後6時30分からは同館大ホールで舞台の部が行われる。
同文化祭は会員の日ごろの芸術、文化活動を広く公開し、文化の継承、発展、想像、交流に努め、心豊かな文化のまちづくりを図ることを目的に毎年開かれており、今年は20回の節目。
開会セレモニーでは石垣久雄会長が「見て、感じることは文化の心を育てる。われわれの住む石垣市を素晴らしいまちにしていこう」とあいさつ。アトラクションでは民踊愛好部会が「祝い節」の創作舞踊を披露した。
展示の部では、美術や木工、織物などの各部会の作品が展示され、来場者の一人は「こんなにたくさんの部会が活動しているとは知らなかったので驚いた。面白そうなのがあれば参加してみたい」と感想を話していた。
中ホールロビーでは茶道、琉球の茶道部会が茶席を設け、来場者をお茶でもてなした。
8日の舞台の部は、9部会が出演し、舞踊や三線、方言、古謡、コーラスなどが披露される。入場料は1000円となっている。