石垣牛の皮を使った野球グローブの完成報告会が20日午後、石垣市役所庁議室であり、石垣皮革組合の石垣憲良筆頭理事らが特産品化にむけ、同グローブの出来栄えを中山義隆市長に報告した。
同グローブは同組合が提供した石垣牛の皮を使い、野球用品メーカーのハタケヤマ(大阪市、畠山桂久代表)が製作。今回は投手用、内野手用、外野手用、捕手用、一塁手用の5種類をお披露目した。石垣理事は「皮の確保をどうしていくかが課題だが、石垣島産の牛の皮をブランドとして商品化し、発信できればと考えている」と述べ、畠山代表も「和牛の皮グローブはあるが、石垣牛の名前で石垣島をPRしていきたい」と意気込みを語った。
中山市長は「石垣島産和牛の副産物として、和牛の皮がなんらかの商品として石垣島ブランドの特産品になることを期待している」と述べた。
同組合では今後、皮の流通ルートの確立や石垣牛の商標関連について関係機関と調整を進めていく考え。