旧正月の19日、市民会館大ホールで「生年祝式典~まりどぅしぬよい~」(石垣市主催)が開かれ、未(ひつじ)年生まれのお年寄りが中山義隆市長から頌状と記念品を受け取った。介護長寿課によると、108歳の茶寿5人、97歳のカジマヤー60人、85歳253人のうち、それぞれ1人、21人、113人が元気な姿をみせた。
式典では、108歳の新城静枝さん(新栄町)と97歳の内原山戸さん(白保)が中山市長にあやかりの杯を授けた。
祝宴では、八重山民俗舞踊保存会登野城米子舞踊研究所、2014年度とぅばらーま大会最優秀賞の比屋根祐さんが舞台を盛り上げた。
新城さんは「こんなお祝いは初めて」と喜び、長男の惟弘(のぶひろ)さん(75)は「戦後の苦しい、貧しい中、私たち兄弟6人を食わせ、教育を受けさせてくれた。今あるのは母のおかげ」と感謝した。
内原さんは「子や孫と楽しく過ごすことが長生きの秘訣(ひけつ)。120歳まで楽しく過ごしたい」と話した。
中山市長は「皆さまは私たちには想像も及ばない戦前、戦中、戦後の激動の時代を乗り越え、今日の発展に多大な貢献をしてきた。高齢者を見守り、支え合うユイマールの島を目指し、高齢者にやさしいまちづくりを強力に進める」とあいさつした。