【東京】低炭素排出社会構築への取り組みを競う「低炭素杯2015」(同実行委員会主催)が13日から2日間、東京ビッグサイトで開催され、八重山農林高校の環境工学部と共同研究の小学生グループ5人は学生部門でセブンイレブン記念財団最優秀地域活性化賞に輝いた。
同グループのテーマは「高校生による美ら島プロジェクト 沖縄の願い、豊かな自然を未来へ残せ!〜赤土流出を防ぎ、自然環境保全への取り組み〜」。発表では、赤土流出の実態や防止対策、環境絵本の作成などの取り組みを写真で紹介。最後はビギンの「島人の宝」を歌い、「この島の環境は私たちが守る。みんなで広げよう低炭素社会」と訴えた。
リーダーの新城弘樹君(グリーンライフ科2年)は「大きい大会は初めてで緊張した。4分という短い時間の中で精いっぱい発表できた」、知花萌香さん(ライフスキル科2年)は「石垣島の環境が壊れてきていることを知らない人がいっぱいいる。ふるさとが少しでもよくなるようにしたい」とそれぞれ話した。
低炭素杯は5回目。全国1730団体の応募があり、同グループは「学生部門」のファイナリスト8校に残っていた。
新城君と知花さん以外のメンバーは次の3人。
▽與那城礼さん(アグリフード科2年)▽大城智聖君(平真小1年)▽田渕鈴夏さん(真喜良小6年)