第22回竹富町やまねこマラソン大会(竹富町体育協会主催)が7日に開かれるのを前に、23㌔コースの参加者が走り抜ける西表トンネルの清掃作業が1日、行われた。清掃作業は今年で9年目。那根操研究所の門下生やスポーツ推進委員、白浜公民館の館員ら合わせて30人余りのボランティアが参加した。作業は例年は3時間以上かかるが、今年は参加者が多く、2時間ほどで終わった。
全長675㍍の西表トンネルには砂や土が積もっていたほか、ビニール袋や空き缶などもあり、一輪車7台分のごみを回収した。
清掃の総仕上げは㈲東洋工業と共立生コン工業㈱の協力で、散水車やミキサー車が登場。トンネル内の砂やほこりを水で洗い流し、すっきりときれいになった。
参加した保護者からは「西表トンネルは子どもたちの通学路。自転車で毎日通っている。明日からは気持ちよく通うことができる」と喜ぶ声が聞かれた。
女性のなかには「きれいになったトンネルを抜けると、白浜公民館や婦人会、老人クラブが心を込めて育てた花と、風光明媚(めいび)な白浜の山々が選手のみなさんを温かく迎えてくれます」と大会当日に向けてPRに意気込む声も。
大会関係者は「今年も多くの方々の協力で、西表トンネルの清掃作業を無事に終えることができた。選手の健闘と完走を祈る」と話した。(曽根田容子通信員)