節分の3日、桃林寺(小林昌道住職)は、厄年に当たる人の厄払いと未(ひつじ)年生まれの健康を祈願する大般若祈祷会(きとうえ)「節分会(え)」を開き、200人余りが祈祷を受けた。
厄年は、災難に遭うおそれが多いとされ、男性はいずれも数えの25、42、60歳。女性は同19、33歳。このうち男性42歳、女性33歳を大厄といい、その前後の年齢が前厄、後厄。
今年、大厄の中谷豊さん(40)=神奈川県藤沢市出身=は来月41歳になるのを前に訪れた。中谷さんは「大厄は、知人から『何かあるから気をつけろ』と教わり、20歳のころから大厄の年は絶対に厄払いに行くと決めていた。厄を払ってもらい、身が引き締まる思い。夜は、娘と豆まきをする。もちろん(私が)鬼役。豆もちゃんと41粒食べる」と話した。