県内最大規模の格闘技イベント「武勇伝」(同実行委員会主催)が1月31日午後、石垣市総合体育館で開催された。国内外の格闘技選手やK—1ジャパングランプリ元チャンピオンなどが白熱した試合を展開し、来場した2500人余の格闘技ファンを楽しませた。
イベントは、全10試合あり、日本、台湾、ブラジル、ロシア、アメリカから20選手が出場。オープニングとして行われた試合には、石垣市内のジムから3人が出場した。
5分2ラウンドで行われた72㌔以下級MMAライト級タイトルマッチ戦の熊澤伸哉(沖縄・闘心)とイウリ・メシアス(ブラジル)は、1ラウンド3分すぎにアキレスけん固めを決めた熊澤が勝利。新チャンピオンとなった。
セミファイナルのMr神風(熊本・神風塾)と天田ヒロミ(東京・デジタルスピリッツ)は、3分3ラウンドで天田ヒロミが勝ちを収めた。
一番の盛り上がりをみせたメーンの試合には、ボブ・サップ(米国)が登場し、3分3ラウンドで寺島力(日本)と対戦。2ラウンド1分23秒でサップが勝利した。
観戦に訪れた松原かいさん(37)は「応援した地元の渡辺直由選手が敗れてしまって残念だが、本物の格闘技の試合が見られて満足」と話した。
砂川利勝さん(51)=県議会議員=は「照明や音響など大掛かりな演出も素晴らしかった。今後とも継続してほしい」と感想を述べた。