この時期一気に冷え込んだり、急に暖かくなったりで島は、風邪引きが増え、マスクをかけた人を見かける▼熱はないのにひと月も咳(せき)が続いている小生のような患者も多いらしく、医者は鼻水が無ければ結核も疑った方がいいとのたまう。一部の病院では、インフルエンザの流行も重なり院内感染をおそれてお見舞い禁止を掲げた所も▼咳込むと眠れないのは本人だけではない。小生の咳が始まると、部屋からそっと出ていく家人は、咳音が脳天に響き頭痛に至るのでお願いだから咳の大きさを何とかしてちょうだいという。終日マスクもしろという。咳は、我慢しようと努めると余計爆発、身体への反発も大きい。マスクは鼻孔や口中を温気で湿らし効果ありそうだがすぐに息苦しくなってどうもなじめない。鼻水が垂れやすくなるのも気になる▼風邪もこう長引くと、薬も効いているのかよく分からなくなってくる。静かに横になり治るのを待つしかないだろうか▼それにしても咳だけはなんとか止めたい。病院の薬を主体に市販薬も試し、母譲り、義母譲りの風邪対症の民間療法も試してみた。大根の蜂蜜漬け。しょうが湯、卵酒、フェンネルスープ▼おかげかこのところ身体も軽く咳も和らいできた。しかし一斉に試したので、どれが効いたのか定かでない。(仲間清隆)
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