ハローワークに行けば仕事を探している人は多いという。そこで事業主は、同所への紹介と新聞広告を出して応募者を待つことになる。ところが反応がいまひとつだという▼島では多店舗展開のコンビニが話題になっている。当然、雇用面でも期待できるので観光関連の事業と併せて石垣島に若者を定着させる呼び水になってくれたらありがたい▼先日、その関係者と話す機会があった。あいさつもそこそこ開口一番「周りに働きたい若い人はいませんか。ぜひ紹介して」と真顔で迫られた。「先日開店した店にたくさんスタッフがいたでしょう。あれで足りないの」▼「全然足りてません。人がいないので別の店や関連企業から応援を求めてやりくりしています。このままでは、新規採用のスタッフにもしわ寄せがいきます。早く必要な人数を手当てして、店本来のサービスが提供できるようにしたい、そのためには、ハローワークの紹介のみならず新聞広告を見た人はぜひとも応募してほしい」と▼そういえば、近所の若者だが、仕事を探しているという割には、毎日釣りを楽しんでいるのがいる。「どこか面接に行ったか」と尋ねたら「土日休みでないからダメ」とつれない▼今どき土日が休めるのは公務員ぐらい。さては太公望のひそみに倣うつもりかな。（仲間清隆）
↧