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水面下で調整中 竹富町副町長人事

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 2012年12月から副町長不在が続く竹富町では昨年9月の改選で議会勢力が与党多数となったのを受け、水面下で副町長人事の人選が進められている。川満栄長町長は「調整中」としているが、複数の関係者からは現職の課長級職員2人とすでに退職した総務課長経験者の名前が挙がっており、早ければ3月定例会に上程される見通し。

 副町長人事案について川満町長は、12年12月定例会と13年3月定例会に前副町長の富本傳氏を上程したが、野党多数の議会勢力で否決された。

 昨年9月の改選で議会勢力は逆転したものの、町議選前に富本氏が閉庁中の役場内で無断で公文書をコピーしたことが表面化し、富本氏の上程は難しい状況となった。

 このため、昨年12月定例会の会期中、現職の課長級職員を上程する方向で調整が進んでいたが、一部の町議や職員の反対が根強く、最終本会議に上程できなかった経緯がある。もう1人の課長級職員を推す与党町議もいるが、本人が固辞しているという。

 1月に入って川満町長の後援会や支持者、与党系町議からは元総務課長経験者の名前が挙がっているが、慎重な意見も根強い。

 与党町議の一人は「12月定例会で上程できず、調整作業が難航したのは事実だが年度内には副町長を誕生させたい」と意気込みを話しており、3月定例会にも人事案を上程する方向で調整を進める考え。川満町長も「一町多島の竹富町では副町長の役割は大きく、調整が付き次第、早めに提案したい」としている。


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