八重山署管内の今年19日時点の飲酒運転検挙数68件のうち、午前6時から同9時の時間帯に検挙されたケースが23件と全体の33.8%を占めていることが同署のまとめで分かった。午前7時台が13件で最多だった。この結果から同署では「二日酔い状態でハンドルを握っている実態がある」と分析。二日酔い運転の防止に向け、早朝の通勤、通学時間帯の取り締まりを強化し、12月(28日時点)の検挙数は27件に上っている。
25日時点の検挙件数79件(暫定値)のうち、29人が酒気帯び運転を否認するなどして逮捕されており、同署によると、「寝たから大丈夫。休んだから大丈夫」などと話す検挙者が多いという。
同署では「個々人がアルコールが残っていることに気が付いているはず」と話し、「意識が集中できない状態での運転は重大な事故につながる」として、朝方、夜間の取り締まりを強化している。
また「年末年始は特に飲酒の機会も多い、さらに重点的に取り締まる」と話している。
酒気帯び運転をした場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。
個人差はあるが、500㍉㍑のビール1缶を飲んだ場合、アルコールが抜けるのに約4時間かかるとされている。