石垣市石垣の臨済宗妙心寺派南海山桃林寺(小林昌道住職)で27日午前、年末恒例の行事「すす払い」が行われ、檀徒でつくる花園会(嵩本安意会長、会員数800人)の会員ら約50人が参加して本殿や境内の今年1年の汚れを落とす作業に汗を流した。
桃林寺では今年開山から400年の記念事業が行われた。小林住職は「記念すべき大祭も執り行われた年として、年間行事のホコリは重いものがある。来年は笑顔で暮らせるよう祈りたい」と語った。
花園会の嵩本会長は「年中行事も無事に終えて感慨深い1年だった。後は除夜の鐘を打ち鳴らして新年を迎えたい」と振り返った。
すす払い終了後には、会員らがついた奉納用のもちが振る舞われた。桃林寺では、29日午後からおみくじなどの縁起物の仕分け作業が本殿で行われる。