全国の小中学生に自由研究のきっかけと発表の場を与え、継続研究の楽しさを知ってもらおうと実施されている第32回全国小・中学生作品コンクール(子どもの文化・教育研究所主催)の社会科部門で、真喜良小学校6年の田渕鈴夏さん(12)が中央出版株式会社社長賞に輝いた。田渕さんは同コンクールで昨年は別の賞に選ばれており、2年連続の受賞となった。
田渕さんの作品「石垣島の宝 名蔵アンパルを守りたいⅢ」は、8月上旬に本島で開かれたシンポジウムへの参加や月桃の植樹などを通して、石垣島の現状や課題などをまとめたもの。
田渕さんは「自分がしてきたことが認められ、しかも2年連続で賞を取ることができてうれしい」と喜び、「今後も疑問に思ったことを追求し、研究を続けていきたい」と抱負を語った。
田渕さんに理科を教えている金城守卓教諭(40)は「環境の大切さを学ぶだけじゃなく、発信もしており、素晴らしい。さらなる成長を期待している」とたたえた。